10月第一例会 ゲストスピーチ
更新日: 2010年10月12日
 京都の名刹、高台寺の塔頭の一つである圓徳院のご住職、後藤典生様をゲストにお招きし、スピーチいただきました。後藤住職はこれまで臨済宗の要職、保育園園長、行政の委員、公民団体の理事などを歴任され、多方面で御活躍なされておられます。
 圓徳院は豊臣秀吉の妻、ねねと所縁深く、本日のスピーチもテーマは云わば「ねねの心」となりますでしょうか。見返りを求めず、相手につくし、更にはその事を相手に気付かせないという、子どもの為に尽力する母の心(ねねの心)こそが仏の教えそのものだとご解説いただきました。
 30分余りの間、ずっと立ったまま、マイクも必要ないほどの力強い張りのある御声でスピーチしていただきました。その姿に、本日最後に住職が仰られていた「生きる」とは何か、生きるとはただ一生懸命生きること、与えられた目の前の事に精一杯あたることであるとの教えを、正に今も実践なされているんだなと感銘を受けました。
 また是非、再度御話をお聞きできる機会をいただけますよう、当クラブメンバー全員がお待ちしております。

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