環境学習Vol.9「比叡山麓の山野草」
更新日: 2015年8月25日
久しぶりにL津田がテーマで登場です!実はこの度、第89代大津市議会議長にご就任されました。津田さーん、おめでとうございます!

本日は大津市伊香立上龍華町に在住の勝村造園の勝村喜久野氏、勝村直樹氏をお招きして比叡山山麓に育つ山野草についてお話いただきました。

比叡山麓には田んぼや雑木林などの原風景が今もたくさん残っています。田んぼの境には畦があり、この畦は森、林と共に草原としての環境を多くの生き物たちに提供しています。

畦は豊かな草花を育て、実に多くの昆虫や小動物の住処となります。高低差のある棚田では糊面が大きくなるため、それだけ多様な生物の住処が広くなり、生き物にとっても重要な空間です。

しかし、最近では耕作地の減少や圃場整備とともに畦の姿も変わりつつあります。何とか昔ながらの原風景を守りたいと思っておられました。

そんな折、滋賀の畦の植生をモデルにそこに共生する帰化種や外来種も含めた山野草約110種を、琵琶湖ホテルのボードウォークに移植することになったのです。

少し遠くなっていた風景に身近に触れていただき、皆さまに心豊かな時間を体感していただきたいと願っています。

本日のお食事は滋賀県産夏野菜とアメノウオ御飯でした。釜炊きのアツアツご飯は大変美味でした!

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