地域社会学習Vol.2「おおつ近江米カレー」 |
更新日:
2016年3月8日
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大津市産業観光部観光振興課の檜垣氏、藤原氏による地域活性のための活動についてご講演頂きました。
最近は大津市の町中でも身近で外国語を耳にするようになりましたね。一昔前、ミシガンに乗船しているアメリカ留学生をたまに見かけましたけど、近年はJRに乗ればわかるように、琵琶湖線、湖西線でも外国人をよく見かけます。
ところで、昨年1年間の訪日外客数は過去最高の1973万人となり、45年ぶりに訪日外客数と出国日本人数が逆転したそうです。その恩恵を受けて昨年の大津市における外国人宿泊者は延べ15万5千人。一昨年と比べて6万5千人も増えています。73%以上の延びを示したわけですから、外国人を見かける頻度も高いはずです。
ところがです!インバウンドが増え宿泊者も増えて安心している場合ではありません。2014年度のじゃらん宿泊旅行調査によると、国内宿泊旅行が現地で使う小遣いは、関西ブロック平均の17,100円に比べて滋賀県は10,200円と6,900円も少ないのです。要は買い物や食事、観光施設で遊ぶなど県内に落ちるお金が少ないことになります。
そこで観光プロデューサー檜垣氏は、宿泊観光者が県内での滞在時間を延ばし、少しでもお金を使ってもらうようにと考案した施策が、この「おおつ近江米カレー」です!
商品化するまでには綿密な調査や分析が行われたそうです。まず大津市の観光資源に関する認知度×興味度をリサーチされました。その結果、よく認知していて興味があるもの=「近江牛」「比叡山延暦寺」「びわ湖大花火大会」「おごと温泉」「ミシガンクルーズ」それと「近江米」です。一方、よく認知しているが興味がないもの=「鮒寿司」だったのです。個人的には大好物なんですが・・・
なんでカレーなの、なんで近江牛じゃないの?と思われるかも知れません。でも近江牛は大変高価な食材のため身近な商品にならないのです。やはり手軽に万人が受けるものでないと商品化は難しんですねー。そこで「近江米」に着眼し日本人が好きな「カレー」がベストチョイスとなったわけです。
しかしながら、ただの「カレーライス」では差別化が図れません。考えに考えた末、条件は次のふたつ!@こだわりの近江米を使用している A二度、異なる味を楽しめる ということで、集まった17店舗がユニークで美味しいカレーを考案し多彩なメニューが勢ぞろいしました。
本日の食事は「おおつ近江米カレー」に参加されている琵琶湖ホテルの「滋養豚カツカレーふわふわ卵丼」。卵とカレーを交互に賞味しましたが絶妙なバランス!トンカツとともに美味しくいただきました。
さあ、カレー好きの皆さま、ぜひ食べ歩きしていただき、この大津市を盛り上げてまいりましょう!目指すはカレー王国だ!!!
尚「おおつ近江米カレー」を提供してくださる店舗を随時募集されています。お問い合わせ、お申し込み先は大津市観光振興課まで ☎077-528-2756 |
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