環境学習Vol.14「ヨシの話」@ |
更新日:
2017年2月14日
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旧大津比叡LCのメンバーであった宇野義治氏が奥さま(家族会員)とともに再入会されました。L宇野、お帰りなさいませ。今後も末永くお付き合いくださいね。また見学・体験として渡辺新太郎氏が例会にご参加いただきました。ざっくばらんなメンバー達なので、肩の力を落として気軽に入会してほしいと思います。
2月の誕生日・・・本日参加のL前畑には「タニムメ産うなぎ」を、L坂井には「太田作 組紐帯締め」が贈られました。L佐々木、L津田は欠席でしたが、お誕生日おめでとうございます。まだまだ寒いので健康管理に注意してくださいね。
さて本日は第14回環境学習です。西の湖のヨシ原を長年に渡って保全されておられる竹田勝博氏からヨシについてご講演いただきました。竹田さんは家業を引き継ぐ葭留四代目であり、昭和60年頃より国際湖沼環境委員会に携わって来られました。世界湖沼会議(イタリア、霞ヶ浦、デンマーク)に参加され、平成4年よりボランティアのヨシ刈りを15年間継続、また平成19年より西の湖ヨシ灯り展を10年間続けて来られました。平成20年には滋賀県文化功労賞を、平成23年には地域文化功労賞(文部科学大臣賞)を受賞されております。
かつて湖東地域には大中湖、小中の湖、西の湖など含む大小多数の内湖が存在し安土城まで迫っていました。かの信長は1576年に安土城を築き、内湖を見下ろしながら天下統一を目論んでいたのでしょうか?それから約370年、第二次世界大戦後には食糧対策や失業者対策の一環として全国各地の浅海や湖の干拓が計画され、1942年に小中の湖、1957年には大中湖が干拓されることになります。
そもそも内湖は平均水深1.78mの浅い湖であり、ヨシ群落は多様な生物の棲みかとなっていたほか、水質の浄化作用も持ちあわせています。要はヨシ群落では魚類の産卵場や稚魚の育成場としての役割と、川から流れ出したごみや汚物をフィルターのように食い止め、沖合いに出さない浄化作用の役割があるのです。安易で無秩序な干拓・埋め立てや護岸工事は、これらの役割を壊してしまうことになるのです。
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