大津びわこ比叡LC・瀬田LC合同旅行例会G
更新日: 2017年2月27日
五個荘から大中之湖干拓地を通り沖島通船の船乗り場である堀切港へ向かいました。港に着くと漁師のおっちゃんが何やら話しています。よく聞くと「風が強いから漁は中止や」とのこと。この辺を見る限り湖は穏やかなので、なんでかなあと思ってましたが後になって分かりました。さて時間がきたので船に乗り込みます。乗り遅れるとお昼ご飯があたりませんからね。

沖島まで約10分の航行ですが、ちょうど真ん中あたりで船が大きく揺れはじめました。沖島付近の風が強く波が立っているのです。5分ほど揺られたのですが、島に近づくにつれ穏やかになってきました。おきしま倶楽部の福井さん曰く、堀切港・沖島間は深くて流れが速く、おまけに今日は風もきついとのこと。

下船すると漁業会館がすぐ目の前にあり、お昼はここでいただくことになっています。福井さんが現れご挨拶いただきました。「ようこそ沖島へ。会館2階は使用中なので1階でご用意しました。少し寒いですがご容赦ください」???窓・壁のない吹きさらしの作業場でお弁当と鮒ずしが並べられています。

まあ情緒があっていいか・・・なんて思いながら、お弁当に目をやると小アユ、ウナギ、イサザ、スジエビなどの湖魚料理のご馳走が勢揃い。その中でもこの時期限定の「鮒のじょき」は珍しい一品でした。鮒の造り酢味噌和えかな?「じょき」とは魚を切る音が由来のようです。島のおばちゃん達が作ってくれた料理は温かく(場所は寒かったけど)、なぜか懐かしい感じがしました。味もなかなかのものでしたよ。

食後は沖島の散策です。民家の細い道を通り抜けると壮大な琵琶湖が一望できる反対側に出ました。対岸は近江舞子辺りでしょうか?正面に雪を被った比良山が圧巻でした。白波が立って風も強風です。先ほど漁師のおっちゃんが話してことに納得しました。これでは船が遭難してしまいますねー

←前 次→