地域社会学習 vol.19「日本遺産 醒井宿」
更新日: 2017年11月28日
本日は、ゲストスピーカーとして米原市伊吹山文化資料館の学芸員、高橋順之様をお招きして、日本遺産「醒井宿」についてお話をいただきました。
平成27年に、滋賀県は一番に手をあげて、日本遺産に入りました。この日本遺産は、東京オリンピックまでに100カ所を目指しています。
滋賀県では、「琵琶湖とその水辺景観」を取りあげており、日本遺産は、ストーリー(物語)を大切に考えており、文化財というより観光をターゲット、メインとしております。
米原にある、醒井宿について、安藤広重も醒ヶ井宿の画を描いており、有名な宿場町です。ここでは、醒井の特徴である、当時7カ所もあった問屋が現在も復元されて残されています。また、特産品である「醒井餅」があり、当時は、細かく割って湯につけてお供したそうです。
平成の名水百選にも選ばれた湧水「居醒の清水」と、年間を通して14度前後の澄んだ水が流れる「地蔵川」。そして、天台宗の僧侶、唐山や西行法師も来たといわれる水場が醒井には集中して、信仰や伝承が存在しています。
これらの水場のすべてが、神仏との縁を結んだ、結縁の水といわれ、全て霊仙山より流れてきています。この霊仙山には、水にまつわる信仰の池があちこちに存在します。
日本遺産の醒井宿をみて歩くと、水は切っても切れない「祈りと暮らしの水遺産」そのものを感じることができます。
クラブの旅行例会では、ぜひ、訪れてみたいと感じさせられました。

また、本日は、体験入会として、藤堂隆司様にご参加いただきました。
大津びわこ比叡ライオンズクラブの良きところを見ていただけたかどうか心配です。
藤堂様の入会を楽しみにしております。

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