地域社会学習Vol.5「大津芸妓の四方山話」@ |
更新日:
2016年7月26日
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その昔、大津柴屋町には19の花街がありました。寂しいことに現在は廃れてしまい、残った置屋やお茶屋は皆無です。遊び人は京都へ行くのでしょうか?お隣が本場ですから仕方ないかも知れませんが・・・
さて本日は大津で唯一の芸妓である濱三津夕子さんをお招きして、花街の四方山話をお伺いしました。最初の画像は見習いはじめの夕子さん・・・本当に愛らしいですねー。いやいや今も大変美しゅうございますが・・・それでは今までの生い立ちを遡ってみましょう。
京都で1人前の芸妓になるにはまず見習いの舞妓からスタートです。舞妓としてデビューするまでに約1年かかります。舞妓デビュー前を「仕込み」と言い、夕子さんも15才から置屋で生活しながら、行儀作法や舞踊、着付を学びました。舞妓になると次の芸妓になるため三味線や囃子など、東山女子技芸専門学校の学生として修行されます。夕子さんから当時の学生証を見せてもらってビックリ!証明写真も舞妓!可愛いらしいーと、ただのおっさん化したリアクションでした。すんまへんどすm(_ _)m
東山女子技芸専門学校での教育成果は普段の「お座敷」はもちろんのこと、4月に宮川町歌舞練場で開催される「京おどり」や10月に開催される「みずゑ会」の舞台で観ることができます。皆さまの中でもチケット販売・購入に苦労される方もいらっしゃることでしょうが、舞妓はんはお座敷で一生懸命ゲームに励み、「おにーさん、おおきにー」とすんなりノルマを達成するそうです。トホホッ
そして舞妓としての修行期間を終えると、舞妓の特徴である赤い衿から芸妓を表す白い衿にかえる「衿かえ」を行い晴れて芸妓としてデビューすることになります。芸妓時代の時代祭や湯豆腐早食い大会など珍しいイベントでのエピソードも楽しく拝聴させていただきました。
ここで夕子さんからクイズの出題です。 @舞妓の帯の長さは何メートルでしょうか? A舞妓の帯の下の家紋にはどのような意味があるでしょうか?
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