地域社会学習Vol.10「朝宮茶-お茶の美味しい淹れ方・楽しみ方」@
更新日: 2016年11月22日
11月23日が誕生日のL北岸です。プレゼントの組紐ネクタイ(L太田作)をもらって大喜びでした。おめでとうございます!

さて本日は信楽町朝宮とお茶の美味しい淹れ方・楽しみ方について、朝宮茶知ろうと研究会代表の藤田照治氏にご講演いただきました。

朝宮は国内最古級の茶産地で、茶栽培に適した土壌と気候条件を持ち、品評会において何度も受賞を重ねている銘茶の産地です。生産量は国内12位。日本人が1日に消費する量しか生産されていないそうです。

中国では5000年前からお茶が飲まれていたと神話の中で語られているとか。日本で最初に茶を伝えたのは誰か?大津市民なら知っているはず・・・平安時代(805年)最澄が遣唐使として渡った中国から茶の種を持ち帰り、比叡山麓の坂本に植えたのが始まりで、現在は京阪坂本駅下車すぐ右側に日吉茶園として残されています。

では坂本からお茶はどう伝わっていったのでしょうか?辿ってみましょう。坂本→膳所→南郷→大石→信楽(朝宮)→宇治田原→静岡→鹿児島となります。そして1191年には2回目のお茶が中国から日本に伝わったのが佐賀の嬉野でした。そう考えると朝宮は日本で最も歴史の古いお茶の産地なのですね。

朝宮を標高から見てみると、大阪城58m、琵琶湖84m、京都50m(琵琶湖疏水は京都まで30m下りながら流れている)、延暦寺650m、朝宮は300〜600m。お茶栽培の標高限界が600mなので、自然環境は厳しいため樹液が濃くなり美味しいお茶ができるのだそうです。人も厳しい環境では強くなるといいますが、摂理は同じかな???

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