2017花見例会 at 鶴喜そば |
更新日:
2017年4月11日
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「文久二年の三月の半ば、何処も同じ花見時、桜の花は満開の、人の心も春めいて、何となくいい気持ち・・・」 旧暦3月15日はというと、今日(新暦4月11日)に当たるんですね。実は桜が満開になると、浪曲「石松代参」のイントロ部分が耳から離れなくて・・・「なんとなくいい気持ち」のフレーズが気に入ってます。
さて、当クラブのジェントルマンL上延は本家鶴喜そば八代目店主であります。ここ坂本はかつて三塔十六谷、三千坊といわれた比叡山延暦寺の台所を預かる門前町として栄え、参詣の人々で賑わいました。鶴喜そばは享保初年に当代鶴屋喜八なる人が坂本の里に蕎麦営業の店を開設し、実に三百年の古き歴史を有します。上延さんは昔ながらの手打ちそばとして、伝統の味と技術を守って来られたのです。
明治四十五年に滋賀県で参謀演習があった折、皇太子(後の大正天皇)が御成り、彦根にて御駐泊されました。宿舎より伊吹山を御眺めながら昔より栽培する山蕎麦の説明をお聞きになると、「朕に其蕎麦を取り寄せよ」との仰せがありました。時の滋賀県知事川島純幹氏から鶴喜そばに拝命があり早速調製して差上げたところ、非常にご満足にて御意に召し、還幸の砌には明治天皇の御土産として御持帰りになられました。爾後昭和天皇御崩御まで、宮中年越蕎麦は必ず鶴喜そばを納入されていたそうです。
本日は鶴喜そばにて第10回理事会、次年度準備委員会、花見例会と続けて開催しました。次期はCN55周年を迎えますので、会長兼55周年実行委員長にL太田が就任されます。当クラブが続けてきた「環境保全活動」と「地域活性活動」を更に深める方針とのこと。スローガンとして「地域と心で結ぶライオンズ」を掲げられました。そして幹事にL和田、会計にL北岸の三役の舵取りによって明るく楽しく、有意義で素晴らしい一年となることと思います。今からワクワクしてきました。
さて、今期は幹事L和泉が命名した「オンボロ船」・・・とはいえ、この9か月間、中嶋会長が舵を取り、環境保全活動、地域社会勉強、旅行例会など幅広く実績を積んできました。まだ3か月ありまして、比叡山修行例会「写経体験」や松山(しょうざん)先生による「大津絵体験」など内容の濃〜い例会が控えております。最後まで気を引き締めて目的港まで帆を揚げてまいりましょう。 |
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