市長ミーティングA
更新日: 2017年8月22日
そして、環境保全活動の経過と成果について、L前田、L中嶋、L青山が報告しました。まずは4カ年計画についてL前田からです。

近年の環境保全活動についてご報告いたします。冒頭、太田会長より説明がありましたとおり、3年前に、かけがえのない琵琶湖と、琵琶湖を取り巻く自然環境を守り、次の世代へ引き継ぐことを理念として、環境保全をテーマに奉仕するといった方針を掲げました。

われわれの目指す、「大津」「びわこ」「比叡」ならではの独自性のある、かつ先進的な奉仕活動を実現するためには、メンバー全員が同じ認識を持ち同じ方向へ進む必要があります。このメンバーを見てお察しのとおり、個性の強い、頑固者ばかりですので、まずはどのように意思統一するかが課題でした。

また灯台下暗しというように、地元市民は、大津のこと、琵琶湖のこと、比叡山のことなど、地域のことについてどれだけ知っていますか?と尋ねますと、「聞いたことあるけど、ようわからん」、「昔のことやから忘れてしもた」、「ええとこらしいけど、行ったことないなあ」と、まあいい加減な回答が多いのが常であります。

私を含めまして当クラブメンバーも同様に、知ってるようで知らないことが多いのです。これを世間では「知ったかぶり」といいますが。このまま何も知らずに「やれ環境保全だ」、「さあ生物多様性だ」と安易にやりを持たすわけにはまいりません。小さい子供を教えるのと同じように、順序立てて説明する必要があったわけです。

そこで、大津にこだわらず滋賀県全域から専門家をお招きして、山、里山、河川、湖、それぞれ環境の移り変わりや、農業、漁業などを通じて生物多様性の変遷や現状などをレクチャーいただいたり、現地に出向いたりと勉強を重ねてまいりました。その中でも漁師、猟師、農家の方から話を聞きますと切羽詰まってるような危機感が伝わってきました。

continued to B

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